今月のコラム(2000年7月)
| インターネットと1マイル情報 |
インターネットが普及し、自分のPCから世界のどこにでもアクセスができて非常に便利である。欲しい情報も大抵のものは手に入る。以前は知りたい情報があればまず図書館に行ってそれらしい本を探していた。今では国会図書館並みの情報、いや分野によってはそれ以上の情報がインターネットの世界で捜すことが出来る。
先日も小学校3年生の息子が「『5本ツノカブトムシ』ってどんな形をしているの?」と私に尋ねてきた。まず手近の昆虫図鑑を見てみたが、載っていない。今までなら、週末に本屋に行くか、図書館に行って調べるところだ。しかし、きっとインターネットにはそういう情報もあるはずだ。早速infoseekで調べてみた。そうしたら、あるある沢山のページが見つかった。考えてみれば当然のことだが、自分の知りたい情報だけでなく、家族の知りたい情報もインターネットで探せることに、今更ながら感心した。
さて、そのようなインターネットであるが、案外自分の近所の情報が無いことが多い。自分の知りたい情報の50%以上が自分の身の回りの生活圏の情報にもかかわらず、まだインターネットでは、自分の近くの情報が網羅されていないことが多い。これはアメリカでも言われていることで、「1マイル情報の不足」と言われている。いつも通っている駅の時刻表だとか、いつも利用する喫茶店の定休日だとか、近くの病院の情報だとか、ありそうでなかなか無いのが実情だ。
私がこの「湘南台の歩き方」を始めたのはこの「1マイル情報」を充実させるためである。地域性の無いインターネットの世界であえて特異地域だけをターゲットにしてサイトをつくる。これもインターネットの面白さである。ミニコミ誌でも扱えないような小さな地域の情報を、皆で共有する便利さをもっと多くの人に知っていただきたい。
これと同じようなサイトが、様々な地域で開かれることを期待したい。将来的には地方自治体、あるいは商店街でサイトを持って、それを統括するサイトをより大きな自治体で持って運営していく姿が理想的かもしれない。