「湘南台の歩き方」コラム

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子供に虫歯の負の遺産を残さないために
2000年10月01日


 以前、テレビ番組の「特命リサーチ200X」で、虫歯はどこから来るのかという非常に興味深い話題が取り上げられていました。
私はそのテレビを見て、未だにどうして日本の厚生省がもっと大きく取り上げないのか不思議に感じました。虫歯が減ることによって歯医者が儲からなくなってしまうと歯科医師会からの反発を恐れているのかとゲスな勘ぐりをしてしまったりします。研究がまだ、完全ではないかもしれませんが、今までの研究で虫歯は母親(あるいはミュータンス菌保有者)からの感染が原因であることがわかってきているようです。今までの習慣で難しいかもしれませんが、子供の口に入れるものに親が先に口をつけないことを行うだけで、非常に高い確率で子供への感染が抑えられそうです。それも生まれてから4歳くらいまで続けるだけで良いのです。具体的には下記のようなことだと思います。(私は医師ではないので想像するだけです)
  • 親が噛み砕いたものを子供にあげない
  • 親の味見のスプーンと子供のスプーンを分ける
  • 哺乳ビンの吸い口に親は口をつけない
  • 子供と濃厚なキスはしない
  • 親の口をつけた箸で子供に食事を与えない
  • 子供の歯ブラシを親の口に入れない

 どれも気をつければできないものではありません。これを行うことで子供の口の中のミュータンス菌を通常に生活している子供に比べて確実に少なくすることができそうです。もう子供が物心ついた頃には、ミュータンス菌は常駐菌として口の中でその平衡を保とうとし、もうどうやっても現在の治療では減らすことはできません。つまり負の遺産として子供に一生付いて回ります。子供は本人の意思で減らすことはできないのです。私がこれを知ったときにはもう上の子は4歳を超えていましたので、時既に遅くなってしまいましたが、下の子供は何とか間に合って、非常に注意しながら育てています。私はかかり付けの歯科医院の先生に以前自分のミュータンス菌の数を調べてもらったことがありますが、非常に多い部類でした。その為か、子供の頃からいくら歯磨きをしても虫歯になってしまい。今では虫歯治療を行っていない歯の数はほとんどゼロになってしまっています。

 私の調べる限りでは、日本語のホームページでキシリトールや歯磨きのページはたくさんあるのですが(例1,例2)、乳幼児のミュータンス菌感染の話を載せているものがあまり多くありません。あっても、母子感染を防ぐために妊婦は虫歯を治しておきましょう程度のものです。(例3) まだアメリカの方が情報があり、ECC(Early Childhood Caries )として取り上げられ、多くの学者、歯科医が感染防止を啓蒙しています。(例4)

 私は少なくとも自分の子供にだけは、あの虫歯の痛みを経験してもらいたくないので、食生活なども注意しています。偶然にもこのページをご覧になって、それもここまで読み進んでくださった方はラッキーでしょう。(自我自賛)それも、まだ4歳未満のお子さんをお持ちの方ならばなおさらです。お子様に負の遺産を残さないでください。健康な歯が一番の贈り物かもしれません。

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