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偽装2008_/_/冬(1)_/_/
10月6日。
耐震強度偽装事件で、杜撰な建築確認検査で立て替えを余儀無くされたとして、『グランドステージ千歳烏山』(東京都世田谷区)と『グランドステージ溝の口』(川崎市)の住民38世帯57人が、国・世田谷区・川崎市と、両マンションの建築確認を担当した『イーホームズ』などを相手取り、計約10億4,500万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。一連の事件で、被害住民が国を訴えたのは初。
いよいよ偽装の責任追及が始まった。果たして賠償能力があるかどうかはわからないが、被害を受けたひとたちの切実な声が、法廷で記録に残ることが重要であろう。
10月27日。
中国人女性が、同居する中国人男性との間に生まれた男児を出産する直前に、日本人男性と偽装結婚し、生まれてきた男児に日本国籍を取得させていたことが、警視庁の調べで明らかに。子供に日本国籍を与えることで、自らも日本で働き続ける目的か。
偽装に使われた「日本人男性」は、自分が騙されていたことに、いつの段階で気づいたのだろうか。
10月29日。
牛肉の産地偽装や料理の使い回しなどが発覚したことが元で廃業した料亭・船場吉兆の前社長と元社長について、大阪地裁は破産手続の開始を決定。前社長らは、同社の債務の個人保証をしているため、自己破産を申し立てていた。
自己破産をすると、債務が帳消しになる。自らの債務を自らの破産で帳消しにするというのは、偽装事件で被害を受けたひとたちにとって、あまり納得できる解決方法ではないだろう。
11月13日。
中国産ウナギが「愛知県三河一色産」と偽装表示され販売されていた事件で、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部は、不正競争防止法違反(偽装表示)容疑で、水産物卸売会社・『神港魚類』の40歳の元担当課長から任意で事情聴取。
11月15日。
中国産のウナギ蒲焼を、日本国産の「一色産」と偽った産地偽装事件で、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部は、水産物卸売業・『神港魚類』の40歳の元担当課長ら数人を不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で逮捕。また、ウナギ販売業・『魚秀』の40歳の社長も逮捕。
不正競争防止法違反(虚偽表示)という罪は、社会に与えた影響とつりあっているのだろうか。
12月6日。
食肉卸会社・『丸明』による飛騨牛等級偽装事件で、岐阜県警は、肉の等級を偽って販売したとして、同社前社長(65歳)ら3人を、不正競争防止法違反容疑で逮捕。同県警は詐欺容疑も視野に捜査。
そうです。詐欺のほうが、偽装に対する罪を問うとき、ぴったりきますね。
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